「修理の前に、相見積もりを取ったら、見積もり額が全然違った」ということはありませんか? 実は鈑金塗装の修理代金を計算する上で、「指数」と呼ばれる数字が大きな役割を果たしています。 この指数、ほとんどの輸入車・国産車の車種別に異なってくる数字で、修理における作業時間の目安です。 例えば指数「1.5」なら作業時間が1時間半、「2.0」なら二時間となります。 この指数と、それぞれの修理工場によって異なるレバーレートによって工賃を算出します。 また、ヘコミの大きさ、キズの深さなどによっても見積もり額は変わりますし、 同じ事故でも、部品を交換せず修理する場合、中古部品を使った場合、新品を使用した場合で修理代は変動します。 特に部品交換をする場合には、部品代に加えて、脱着工賃がかかることになります。 つまり、その鈑金塗装店の修理プランによっても修理代金に開きがでることになるのです。
修理代金の秘密?
鈑金塗装屋さんって?
現在日本の保有自動車台数は約8000万台といわれています。
事故の数は年間約40万件、つまり200台に一台の車が事故を起こしています。事故を起こした車は、廃車になることもありますが、直せる状態のものは当然修理工場に運ばれてきます。
そこで、「鈑金塗装店」の出番となるのです。
つまり、事故に遭った自動車のキズやヘコミ、歪んだボディーなどを修理し、きれいに塗装し直す、いわば自動車の再生工場が「鈑金塗装店」なのです。
時代遅れの鈑金塗装?
技術の進歩に従って、自動車メーカーは自動車に使う素材を変えていきます。
当然、その素材によって修理の工程や方法が変わってきます。
間違った知識を持った工場で修理をすると、修理した後に不具合が出て、結局別の工場に再修理を頼むお客様が増えています。
鈑金塗装店は、腕や経験はもちろん、新しい材質に対する勉強や研究を重ねる必要があるのです。
スピード鈑金塗装って?
簡単見積もり、格安修理、スピード鈑金塗装を売りにする鈑金塗装店が増えています。忙しい現代人にとって、自分の「足」である車を早く直したいのは当たり前のこと。
しかし、こういったスピード修理店は修理の手間と人件費を削ることによって、安く、早く仕上げる店舗が多いのです。
鈑金塗装の工程には基本的に省略したり、短縮したりしてよいものはありません。つまり、スピード修理店に修理を依頼した場合、比較的早い時期に不具合が出るのも仕方がない、と言えます。
もっと安く修理するには?
事故の相手に100%の過失がある場合や、保険で修理代が出る場合は別として、実費 での修理代金は非常に気になる点ではないでしょうか? 鈑金塗装の修理代金を安くするには、例えば鈑金の作業時間の短くし、パテの塗りを厚くするなどの裏ワザがあります。また交換するパーツも中古の部品を使った り、交換せずに使えるパーツをそのまま流用することでコストを下げることはできます。 ただ、へこんだ鉄板を出し切らずにパテで埋めると、ヒビ割れ、塗装の吸い込み、ピンホー ル、ハガレなどあらゆる不具合が出る恐れがあります。不具合は一ヶ月、二ヶ月あるい は一年以上経ってから出る場合もあるのです。 中古パーツも、値段が安いものはやはり安いなりのパーツであることがほとんどで、 綺麗なパーツは新品部品とさほど変わらない金額となっています。 つまり、新品部品を使用した場合とコスト面での違いはわずかで、あまりおすすめ出来ない修理だといえます。 もっとも、場合によってはかなり修理コストが安くなる時もありますので、 信頼のおける修理工場によく相談し、最適な修理プランを立てることが一番です。 当社もお客様のご要望には出来る限りお応えいたしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。